シンガポール事情:兵役編 最終回

兵役基礎訓練期間に学んだ6つのこと

 

1)出会い

4か月の基礎訓練を終え、多民族の人達の文化や考え方を知ることができ、今でも貴重な経験ができたと思います。軍隊という場所は私と違う環境で育った人や、違った教育を受けた人や、違うレベルの豊かさの人達が集まる場所で、徴兵制があったからこそそういう人たちと知り合うことができたと思います。

 

2)サポート

軍隊は一人一人で成り立っている組織ではなく、みんなで形成している組織なのです。軍隊での集団生活にスムーズに入れる隊員もいれば、なかなか慣れない隊員もいます。私も最初入隊して、軍隊生活にいつまでたっても慣れませんでした。しかし、先輩隊員からポジティブ思考に切り替えて軍隊生活を送った方がいい、とアドバイスをもらい、それからは徐々に慣れていくことができました。そして、私も私の周りの不慣れな隊員に対して、アドバイスをし、サポートすることが重要だと感じました。

 

3)自立

実は私は、軍隊に入る前までは、たとえば学校のテストで悪い点数を取ると、先生の教え方が悪いと思い、いつも人のせいにしました。でも、軍隊では言い訳は通じず、どうやったら問題を解決出来るか、自力で考えなければいけませんでした。軍隊では、問題を解決出来なかったら、本人が怒られ、誰のせいにもできません。そのため、解決できるような手立てを自分で考える必要があるのです。

 

4)ポジティブ思考

私は軍隊に入り、軍隊生活の最初の1ヶ月は早く軍隊から出て行きたい、軍隊は時間の無駄などのネガティブな事を思いながら軍隊生活を送っていました。でも、ネガティブな考え方は何の役にも立たず、どうやったら2年間良い軍隊生活を過ごすことが出来るか、とポジティブ思考になってからは軍隊での生活が楽になりました。

 

5)チャレンジ精神

入隊する前まではスポーツをやっていてもすぐに諦めたり、何の挑戦もしない人生を過ごしていました。軍隊に入隊した時も、本当に他人と一緒に生活出来るのか、軍隊生活に慣れるのかと不安で、まったく自信がなかったのですが、基礎訓練を終え、努力をして一つの目標に集中すれば、自分に出来ることはいっぱいあるということに気づき、何でもチャレンジすることの大切さを学びました。

 

6)倹約

軍隊に入ると給料を毎月受け取れますが、階級により受け取る金額が変わります。けれど私の周りの人達を見る限り、必要ではない高額なバイクを買ったり、一流レストランなどに行き、ソーシャルメディアで写真をアップしてみんなに見せたりして、最後にはお金が残らず全て使ってしまう人達を見ました。そういう人達を見ると私は「もったいないな」と感じていました。お金の管理は学校では教わりませんでしたが、軍隊で身につけることができてよかったです。

 

これら私が軍隊生活を通じて学んだ事々は、きっとこれからの私の人生の上に、プラスに作用すると思っています。 (了)

 

 

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