朝起きる時に腰が痛いのはなぜ?

 

こんにちは。エコル湘南の北村です。

 

今回は朝起きた時に腰が痛い。しばらくすると大丈夫になるのは何でですか?と聞かれたのでそれについてお話しさせていただきます。

 

体が痛みを感じるのはなぜだかご存知でしょうか?

骨が当たっているから、削れているから?

年のせい。運動のしなさすぎ、運動のしすぎ。

様々言われていますがどれも違います。

体に痛みを感じるのは血流が悪くなることで、血液の中の酸素が不足し血液の流れを良くしようと、血管を拡張させる「ブラジキニン」という物質が作りはじめます。

実はこの「ブラジキニン」という物質は、脳にここが酸素が不足しているよ!と伝える役割も持っています。

「ブラジキニン」が神経を通り、酸素欠乏を脳に伝えたことで体が痛みを感じるのです。

これが酸素が不足していることで体が痛みを感じるという理論になります。

 

ではなぜ朝起きた時に痛みを感じ、少し動くと緩和していくのでしょうか?

寝ている時は起きている時よりも体を動かさないですよね?

寝返りなどはうっても基本的には起きている時よりも筋肉の運動量は少ないはずです。

 

心臓は動脈(酸素を含んでいる)を流す役目をしています。

筋肉のポンプ運動は静脈(二酸化炭素を含んでいる)を流す役目をしています。

 

実は筋肉がきちんと伸び縮みしないと、老廃物を含んだ静脈が流れにくくなってしまいます。

ふくらはぎは第二の心臓という言葉があるように、下肢の筋肉は血液を流す役目があるのです。

 

老廃物が流れにくくなってしまうとリンパ液などが滞ってしまいます。

 

ロックしてしまっている筋肉周辺にリンパ液が溜まってしまうと、筋肉が酸素を受け取りにくくなってしまいます。

なぜかというと酸素を届ける毛細血管は筋肉と繋がっているわけではなく、毛細血管から染み出したものを筋肉が吸収しているので、そこにリンパ液があると吸収の邪魔になってしまうのです。

このことで酸素欠乏を起こし朝起きた時に痛みを感じる原因を作ってしまいます。

 

朝起きた時に痛みがあって動くと楽になるのは、動くことで筋肉のポンプ運動が始まり、リンパ液などを流しはじめ酸素が届きやすくなるので、酸素不足が解消され痛みがなくなっていくのです。

 

では痛みをなくすにはどうしたらいいのでしょうか?

 

下肢や股関節をまたいでいる筋肉をやわらかくし、筋肉のポンプ運動がきちんとできる状態を作ることが重要になってきます。

やわらかくすることで、寝ている間も静脈が流れやすくなり、老廃物が溜まらない状態を作ることができます。

こうすると酸素を吸収しやすくなるので、酸素欠乏することがなくなります。

酸素欠乏しなければ「ブラジキニン」ができなくなるので、痛みを感じることがなくなるのです。

 

だから筋肉をやわらかくするにはどうしたらいいんだ!!

 

ストレッチ?お酢を飲む??たたく?揉む?

 

筋肉が硬くなる仕組みがあるのでやわらかくするのにも仕組みがあります。

筋肉は伸ばすのではなく、縮ませる(たるませる)ことで元の状態に戻るのです。

簡単にご説明していますので、動画をご覧ください^^