膝痛・変形性膝関節症

膝痛の場合は、伸ばした時に痛む場合と、曲げたときに痛む場合の2通りについて考えてみます。

膝を伸ばすと痛い(伸展時の痛み)

膝を伸ばすと「ハムストリング」や「腓腹筋」が伸ばされます。この筋肉がロックしていると膝裏にまたいでついていますので、硬く短くなることで膝関節が伸びにくくなり関節に負担がかかり痛みを感じます。

またしゃがむと痛みが出るという方もいらっしゃいますが、これも「腓腹筋」が硬くなり、かかとと膝裏の間が短くなることで伸びにくくなり痛みを感じます。

また「腓腹筋」は途中でアキレス腱に変わります。「腓腹筋」が硬く短くなることで、筋肉が伸びにくくなり酷くなるとアキレス腱に負担をかけ断裂させてしまう恐れがあります。

膝を曲げると痛い(屈曲時の痛み)

膝を曲げると「大腿直筋」や「外側広筋」「内側広筋」などが伸ばされます。この筋肉がロックしていると膝関節をまたいでついていますので、膝関節が動かしにくくなり、負担がかかることで痛みを感じます。

また膝に水が溜まる方もいらっしゃいますがこれも「大腿直筋」などが硬くなることで炎症をおこし、自然治癒力として水を出すことで。

また「縫工筋」という股関節と膝関節をつないでいる筋肉が硬くなることで、膝の痛みはもちろんですが股関節の痛みにも関係してきます。

関節と関節をつないでいる筋肉が硬くなると、様々な体の痛みの原因にもなってしまいます。