あの日、あの時、あの場から~人生は出逢いで決まる①~


ミオンパシーとの出逢い

2018年、平成最後の年の4月吉日。

私は新旧の知り合いに、次のような挨拶状を出しました。

 

日一日と暖かくなり、日中は気持ちのよい陽気となりました。

はや夏を思わせるような日差しの強さですが、いかがお過ごしですか。

さて、私ことこのたび、4年間勤めました学校法人帝京平成大学を、3月をもって早期退職し、4月からは全く初めての仕事に転職いたしましたので、ご報告申し上げます。

1958年生まれの私は、今年の秋に還暦を迎えます。

ついては、生まれ変わったつもりで、今後の人生を悔いなく生きるにはどうしたらよいか、との自問に対し、残りの人生を「痛みや苦しみで悩む人の、こころとからだを同時に癒すセラピスト」として生きる、という答えを出しました。

55歳で神奈川県教育委員会を早期に退職し、公募に応じて入った帝京平成大学では、主に小学校や特別支援学校の教員を目指す学生たちに、これまでのキャリアを生かして教授に当たってきましたが、実はこの間、左右の五十肩、腕のしびれ等に悩まされておりました。

様々な治療法を試みるも改善せず、選択理論心理学の学友で、新手技療法ミオンパシーの創始者である松尾毅総院長の施術を受け、首・肩・腕周りの凝りやしびれが、改めて15歳の時の事故の古傷が背景にある後遺症であることを知り、ミオンパシーによる治療に取り組み、改善を図ることができました。

(15歳の時に、つかまっていたバスの吊り革が切れて、無防備の状態でステップに投げ出され、左側頭部と左肩を強打。その後、頭痛、首・肩・背中の凝り、眼精疲労等の後遺症に四苦八苦しながらも、かねてからの教師になりたいとの希望を叶えるため、一時諦めていた大学進学を果たした、という経緯がございました。)

そして、これまでの選択理論心理学に基づくリアリティセラピーによるカウンセリングの経験とミオンパシーの施術体験から、「こころとからだの不調は、相互に関連している」ということを痛感し、転職を決意するに至った次第です。

大学で教鞭をとる傍ら、2017年秋からミオンパシーの整体塾生として松尾毅総院長に師事し、「上級コース」と併せて「輝き顔コース」を修了し、この4月4日から神奈川県茅ケ崎市松が丘の湘南の地に、新店舗「いぎあ☆すてーしょん エコル湘南」のオーナーとなり、自らもプレイングマネージャー兼カウンセラーとして既に働いており、ありがたいことにリピーターも徐々に増えてきております。

「エコル」とは、ハワイ語で「3」を意味します。この「3」は、「エコル湘南」では「からだ」と「こころ」と「健康」の3つを指します。したがって「エコル湘南」では、この三位一体を経営理念に掲げ、お客様の幸福を支援するために、心を込めて取り組んで参る所存です。

何かとお忙しいこととは存じますが、今後共ご支援ご厚情を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

「いぎあ☆すてーしょん エコル湘南」

〒253-0025神奈川県茅ヶ崎市松が丘2-13-53 ヒルサイドビル2F

☎0467-87-1230(ヤナ イタミゼロ)   http://igia-shonan.com

伊藤昭彦

 

以上のような経過をたどり、私がミオンパシーの施術者=ミオンパスとしてデビューしてから、早5ヶ月が経ちました。

 

ところで、先日、教育関係の仕事に就いている方で、この挨拶状を受け取った方が、私の別の知り合いの人に会った時に、次のように言っていた、と伝え聞きました。

「ねぇ、〇〇さん、伊藤さんは平気なの?なんか悪い宗教か何かに捕まって、お金をだまし取られたりしてないだろうね?早まったこと、しちゃったんじゃないの?」。

それを聞いた私は思わず苦笑してしまいましたが、「なるほど、あの挨拶状だけでは、そう受け取る人もいるんだな。確かに、大学で教えていた者が急に辞めて整体師になるって聞いたら、気でもふれたのかと思う人がいても無理ないかぁ(笑)。それで、何て答えたの?」と聞き返すと、〇〇さんは、「そんなことはないですよ!私も伊藤さんの施術を何回か受けていますけど、けして怪しいものではないし、効果も感じていますからご安心を!」と答えてくれた、とのことでした。

そして〇〇さんは私に、こうも付け加えました。

「でも、世間の常識から言えば、きっと伊藤さんの行動が理解できないのでしょう。と。

それに対して私は、

「そうかもしれないね。それに、60の手習いじゃないけど、そんな歳でそう簡単に新しいこと始めたって、たいした技術も身につかないだろう、って高をくくっているのかもね。

道理で、挨拶状出した人は、ほとんど施術を受けに来てくれてないや」と笑いました。

 

なので、どうして私が還暦を前に、改めて未知の世界でゼロからのスタートを切ることにしようと考えたのか。

これまでの人生の足跡を思い出しながら、このブログの場で、もう少し丁寧にたどっていきたいと思います。

(つづく)